アイルランド語手探り学習の旅

未知なるアイルランド語を自力で解読してみようというブログ

手探り学習2日目ー"I am ~ "の構文

アイルランド画像

今回のまとめ
  • 「私は~だ」は、"Is ~ mé"
  • "ir"の"i"は発音しない

文構造VCS

第2回目の今回は、前回見つけた例文の分析だ。

前回は辞書の" mé "の項目を追って、簡単な例文を見つけた。

Is dochtúir mé.
私は医者だ。

英語にすると、

I am a doctor.

このうち、"mé = I "であることが判明している。
まあ、ぱっと見どれがどれに対応しているかは何となく分かる。"is"が医者なわけないだろうし、そもそも"doc"まで一致してるし……。
冠詞にあたりそうな単語がアイルランド語の方にないのは気になるが、職業を言う時には冠詞をつけない、というのはフランス語にもある。

という訳で、結論はこうだ。

Is        dochtúir      mé. 
=am     =doctor      =I

念のため辞書で引いてみたが、

「"is"=だ。である」
「"dochtúir"=医者」

 だそうだ。
 まあ、だろうね。

この文構造を記号になおしてみよう。

Is        dochtúir      mé. 
=V     =C      =S

※S=主語、V=述語、C=補語

文構造VCS......。
な、なんと未知な......。 

ちなみに同じ文であれば、英語ではSVC、日本語ではSCVとなる。
アイルランド語は主語が最後なのか......?

辞書に出ていた他の例文も見比べてみたが、やはり「私は~だ」というのは
Is ~ mé.
らしい。

まあ、そうならそうで面白い。
簡単に言うと「私は~だ」と言いたいときには何かを"is"と"mé"で挟めばいいようだ。

発音の手がかり

なんとなくアイルランド語の一端を読み解いたはいいが、自分で発音できないと面白くない。
しかも、この学習の目標は『The Best Is Yet To Come』(第1回参照)を歌うことだ。発音は避けて通れない。

私の使っている辞書は、"mé"と"is"の発音はしてくれたが、"dochtúir"の発音はしてくれなかった。
"is"は「イス」、"mé"は「メ」と読むらしい。多言語をかじった手前、カタカナで表記するのは忍びないが、あくまで私に聞こえた音だ。

ちなみに辞書だが、お世話になっているので紹介しておくと、下のサイトだ。

ja.glosbe.com

さて、グダグダでもいいからなんとかして発音してみたいので、発音してくれる辞書やサイトを探してみる。

あった。

聞いてみると......

ドク......トゥージュ?

うーん......最後の"r"の発音が合っているのか謎。

やっぱり耳だけでは厳しいので、アイルランド語の発音についてなにか情報がないかインターネットで調べてみる。

アイルランド語 発音」で調べてみると、いい記事を見つけた。

note.com

とても参考になった。ありがとう。

とはいえ、アイルランド語の初心者すぎる私にはほとんど理解できなかった。
しかし、ちょっとでも収穫はあった。

どうやら"dochtúir"の最後にある、"ir"の"i"は発音しないが、"r"が「口蓋音」になるサインであるらしい。

確かに発音を聞いた限りでは"i"は発音されていないようだったし、納得だ。
それをそっくりそのまま"dochtúir"に当てはめていいものかは、分からないが。

どうやらアイルランド語の子音には、通常の音に加えて軟音と鼻音という、三種類の音が存在するらしい("l", "m", "n", "r", "s"には鼻音が存在しないようだが)。また、英語と同じ曖昧母音/ə/もあるらしい。

まあ、今はまだいいか。

長々と書いたので、今回はこの辺にしておこう。

次は別の例文を分析していこうと思う。

◆今日のフレーズ◆ Go raibh maith agat ありがとう
Tá fáilte romhat どういたしまして

文法、訳、発音など、間違いを見つけたらぜひご指摘いただきたい。
また初歩中の初歩のような情報でも、先達からの情報は非常に有益なので、どんなことでもお気軽にコメントをどうぞ。
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